コンタクトレンズ

コンタクトレンズについて

コンタクトレンズ使用者の増加に伴い、コンタクトレンズによるトラブルも増えています。コンタクトレンズは医療器具であり、眼科医の指導や管理のもとで使用するというのが本来の形です。しかし、現在はインターネットなどで手軽に入手ができるため、ケアの方法を間違えて深刻な障害で病院を訪れる人も多く見られます。

細菌・アカントアメーバ感染

消毒の不十分なコンタクトレンズに細菌やアカントアメーバが付いている危険性があります。それが傷付いた角膜から入り込み、角膜炎を起こします。

巨大乳頭結膜炎

上まぶたの裏側にブツブツができます。原因のほとんどがレンズの汚れによるものですが、花粉症や結膜炎と症状が似ているので、自己判断せず、きちんと眼科を受診して診断してもらう必要があります。

角膜内皮障害

角膜内側の細胞が徐々に脱落していく障害ですが、本人がまったく気付かないうちに進行するので注意が必要です。原因はコンタクトレンズによる慢性の酸素不足。カラーコンタクトなどを装用したまま眠ったり、決められた期間を過ぎても新しいレンズに変えなかったり、装用期間が長い方は注意が必要です。

正常
SCL10年装用による角膜内皮障害